VBACでの出産
ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。。。
実は、2019年年明けに出産しました。
帝王切開経験者ならおそらく聞いたことがあるであろう単語
”VBAC”
Vaginal birth after cesarean delivery = 帝王切開後の経膣分娩
子宮破裂のリスクが帝王切開未経験者より少し上がるため、この出産方法で産める病院は多くありません。
TOLACを検討されている方の参考になればと思い、今回簡単に記すことにしました。
帝王切開後に経膣にトライすることをTOLAC(Trial of labor after cesarean section)と言い、成功するとVBACと言うそうですが、VBACと呼ばれることのほうが多いのかな?と感じました。
私は破水から始まり翌日の夜に産まれたのですが、促進剤が使えなかったためタイムリミットがありました。
【1日目】
明け方破水し入院。
朝の診察では子宮口指一本。運動するように言われ、院内をひたすら歩きまわる。
その日一日何もなく終了。
翌日も何もなければ帝王切開を考える旨のことを助産師さんから言われました。
【2日目】
朝の診察で先生から「膜を破いたから、今日もたくさん歩いてください」と。
言われたとおりに歩き回る。階段もがんばる。
夕方の診察で指4本とのこと。陣痛室へ移動。
(初産と同じなので「ここから12時間耐えるのかぁ」と覚悟しました)
「これが陣痛か?」と思われるような痛みが続く。
先生と助産師さんの診察で、なにやらほじくりまわされる。
(これが一番激痛Σ( ̄ロ ̄lll))
この時に「7cmだね、いけそうだね」との声が聞こえそのまま分娩室へ。
陣痛室へ行き、数回いきむとBaby誕生。
ここでも先生と助産師さんが掘り出してくれた感が満載でしたが^^;
夫が陣痛室を片付けに行っている間に産まれていたそうです。
夜通し痛みに耐えもだえ苦しむ覚悟をしていたのですが、あっさり経膣分娩を成功することができました。
母子手帳には分娩時間4時間10分との記載です!
2日目の夕方から熱があったので先生方は早く出すように努力してくださったのかもしれません。素人判断なのでわかりませんが。
熱の原因も、感染とだけ言われたので破水してからの時間が原因なのか、はたまた全く別の要因なのかは分かりません。
私は帝王切開、経膣分娩、両方の出産を経験することができてよかったです。
今回は、出血が多めだったことによる貧血に苦しんだことや会陰の痛みもあり、帝王切開と比べて楽だったという感想はありません。どちらも命がけのことだと改めて感じました。
子宮破裂のリスクが少しでも高いから、迷わず帝王切開もアリ。
陣痛を経験したいから経膣分娩もアリ。
私のように、下から産める可能性があるのにメスを入れることに疑問を感じるから経膣を選択することもまたアリ。
いろんな考えがあって、自分が納得できればそれで良いと思いました。
私が出産した病院は、促進剤も無痛分娩もできませんが、病院によっては促進剤が使えたり無痛分娩でのVBACされた方もいるようです。
読んでくださった方、ありがとうございます。
どんな出産であれ、無事赤ちゃんと会えるよう祈っております。